「子どもが自分から勉強してくれたらどんなにいいだろう…」
そんな風に思ったことはありませんか?実は私も、毎日「宿題やった?」「勉強しなさい!」と言い続ける日々に疲れ切っていた一人でした。そんな時に出会ったのが、家庭教育コンサルタント・岩田かおりさんの『自分から学べる子になる 戦略的ほったらかし教育』です。
発売からわずか3ヶ月で5万部を突破し、全国の親たちから熱い支持を集めているこの一冊。この記事を読んでいただければ、なぜこの本がこれほどまでに話題になっているのか、そしてあなたの子育ての悩みがどのように解決されるのかがわかります。結論から言うと、この本は「頑張りすぎている親」を救い、「子どもの本来持っている力」を引き出す画期的なメソッドを提示しています。
書籍の概要
書籍名: 自分から学べる子になる 戦略的ほったらかし教育
著者: 岩田かおり
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年: 2025年
ジャンル: 教育・子育て実用書
ページ数: 224ページ
本書は、家庭教育コンサルタントとして7,000件以上の子育て相談を受けてきた著者が、自身の3人の子育て経験も交えながら開発した「戦略的ほったらかし教育」のメソッドを体系的にまとめた一冊です。単なる放任主義ではなく、子どもが自然に学びたくなる環境を戦略的に整備し、その上で適切に見守るという新しい教育アプローチを提案しています。
著者の3人の子どもたちは、この教育法により海外大学進学、塾なしで慶應義塾大学合格、中学生での起業など、それぞれが自分らしい道を歩んでいます。
読みどころ/心に残った点
「司令官」でも「メイド」でもない、理想の親のあり方
本書で最も印象的だったのは、親が陥りがちな2つのパターンの指摘です。子どもに対して指示ばかり出す「司令官スタイル」と、何でも先回りして世話を焼く「メイドスタイル」。どちらも愛情からの行動ですが、結果的に子どもの自主性を奪ってしまうのです。
「ねえ、夏休みの宿題、どれからやればいい?」
この質問に対する著者の回答は、なんと「トマトを口いっぱいに入れることじゃん?」。一見意味不明に思えるこの答えには、深い教育的意図があります。「この人に相談しても解決しない」と子どもに思わせ、問題を自分で解決する力を鍛えるのが狙いなのです。
私自身も、ついつい「算数からやったら?」などと答えてしまいがちでしたが、この考え方に出会って目から鱗でした。子どもの成長のためには、時として「答えを教えない勇気」が必要なのですね。
日常生活すべてが学びの宝庫に変わる「仕掛けづくり」
戦略的ほったらかし教育の真髄は、生活のあらゆる場面に学びの仕掛けを施すことです。例えば、料理をしながら分数や化学反応を学んだり、買い物で経済の仕組みを理解したり。特別な教材は必要なく、親の工夫次第で家庭が最高の学習環境になるのです。
本書では「天才ノート」という実践的なツールも紹介されています。これは子どもが興味を持ったことを自由に記録し、探究を深めるためのノートです。著者のお子さんの一人は、このノートを活用して思考力入試を見事突破されたそうです。
親の心の安定が子育て成功の鍵
本書の後半で特に心に響いたのは、親自身の幸せ体質づくりについての章です。「子育ての悩みの9割は、親の感情が安定すれば解決する」という言葉は、まさに核心を突いています。
著者は親が陥りがちな「沼」について詳しく説明し、そこから抜け出すための具体的な4つのステップを提示しています。子どもばかりに注目しがちですが、まずは親が自分軸を持ち、安定した状態でいることが何より重要なのです。
私も読みながら、自分がどれほど他人の評価や世間の常識という「沼」にはまっていたかを痛感しました。子どものためと思ってやっていたことの多くが、実は自分の不安や焦りから来ていたのです。
失敗を恐れない「内発的動機」の育て方
現代の教育では、つい結果や成績に目が向きがちです。しかし本書では、子どもの内側から湧き上がる「やりたい」気持ちを大切にすることの重要性が強調されています。
外発的な動機(褒美や罰)に頼った教育では、一時的な効果は期待できても、長期的な学習意欲は育ちません。むしろ、子ども自身が「面白い!」「知りたい!」と感じる体験を積み重ねることで、生涯にわたって学び続ける力が身につくのです。
こんな人におすすめ
この本は、以下のような方に特に強くおすすめします:
- 毎日「勉強しなさい」と言うのに疲れてしまった親
- 子どもの将来に不安を感じ、つい先回りしてしまう親
- 他の子と比較して焦りや不安を感じている親
- 子どもの自主性や創造性を伸ばしたいと考えている親
- 子育てに正解を求めすぎて苦しんでいる親
逆に、「とにかく勉強させて良い学校に入れたい」という短期的な成果のみを求める方には向かないかもしれません。この教育法は、子どもの長期的な幸せと成長を重視するアプローチだからです。
まとめ
『戦略的ほったらかし教育』は、単なる子育て本を超えて、親子関係そのものを見つめ直す機会を与えてくれる一冊です。「ほったらかし」という言葉からは想像できないほど、深く戦略的で愛に満ちた教育哲学がここにあります。
著者の岩田かおりさんが7,000人以上の親と向き合い、自身の子育て経験も踏まえて到達したこの教育法は、確実に多くの親子を幸せに導くでしょう。読み終わった今、私は子どもに対する見方が大きく変わりました。子どもは本来、自分で成長する力を持っているのだということを、心から信じられるようになったのです。
子育てに悩むすべての親に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。きっとあなたも、子育てがもっと楽しく、もっと豊かなものになることを実感できるはずです。
今日から始められる小さな一歩を、この本と一緒に踏み出してみませんか?


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