子育てに「これが正解」なんてものはない——そう思いながらも、どこかで「正しい子育て」を探し求めていた私。そんな時に出会ったのが、高松ますみさんの「高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法」でした。
このタイトルを見た瞬間、「また受験テクニックや英才教育の話かな」と思いがちですが、実は全く違います。この本は、子どもの心を満たし、潜在的な生きる力を育むという、もっと根本的で大切なことを教えてくれる一冊です。
この記事を最後まで読んでいただければ、きっとあなたも「子育ての本質」について新たな視点を得られるはずです。そして、今日から実践できる具体的な方法も見つかるでしょう。
書籍の概要
- 書籍名:高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法 やる気自己肯定感爆上がり!家庭でできる最高の子育て
- 著者:高松ますみ
- 出版社:かんき出版
- 発行年:2023年
- ジャンル:子育て・教育書
本書は、著者の高松ますみさんが離婚後、シングルマザーとして2人の子どもを育て上げた実体験をベースに書かれています。長女は英語がほとんど話せない状態からアメリカの高校に進学し、2年連続で「全米最優秀生徒賞」を受賞。その後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の特待生として進学を果たしました。
しかし、この本の真の価値は結果の華々しさにあるのではありません。英才教育を一切施すことなく、どのように子どもの非認知能力を育てていったかという、そのプロセスにあります。
読みどころ/心に残った点
「甘えさせる」ことの本当の意味を知る
私が最も衝撃を受けたのは、「甘えさせる」ことと「甘やかす」ことの違いについて書かれた部分でした。
心が満たされれば、自ら動けるようになる
日本では「我慢させることで自立心が育つ」と考えがちですが、高松さんはマズローの欲求五段階説を引用しながら、まず子どもの欲求を満たすことの重要性を説いています。子どもが「自分は受け止めてもらえる存在なのだ」と感じることで自己肯定感が高まり、それがやがて真の自立心につながるのです。
アメリカ式子育てから学んだ「非認知能力」の重要性
高松さんがアメリカのバージニア州で目の当たりにした子育て法は、偏差値重視の日本の教育とは全く異なるものでした。
アメリカの親たちが重視していたのは:
- 自己肯定感
- 創造力
- コミュニケーション力
- 自制心
- 自分で決める力
これらの「非認知能力」を育むことで、子どもたちは自然と学習意欲が高まり、優秀な成績を収めるようになったのです。
「マミーメソッド®」の核心
高松さんが確立した「マミーメソッド®」の核心は、「子どもの心を満たし、子どもの潜在的な生きる力を育む子育て法」です。
この方法の特徴は:
- 子どもの願いを極力受け入れる
- 心を満たす声がけを大切にする
- 「子育て」と「世話」の違いを理解する
- 信頼関係を築くことを最優先にする
実践的な45の方法
本書では、理論だけでなく、日常生活ですぐに使える45の具体的な方法が紹介されています。例えば:
子どもの願いを叶えてあげられない時の対応法:
- 「楽しそうなことを考えたね!」と気持ちを認める
- 「なぜそう思ったの?」と理由を聞く
- 「誰と一緒に行ったら楽しいかな?」と会話を広げる
- 「いつまで我慢したらみんなで行けるかな?」と計画性を育てる
これらの声がけによって、子どもは自分の気持ちを相手に伝える力や、計画性、我慢する力を同時に身につけていくのです。
こんな人におすすめ
この本は、以下のような方に特におすすめです:
子どもの自己肯定感を育てたい親
- 「うちの子は自信がない」と感じている方
- 子どもが挑戦を避けがちで心配している方
従来の教育法に疑問を感じている親
- 偏差値重視の教育に違和感を覚えている方
- 子どもの個性を伸ばしたいと考えている方
シングルマザー・シングルファザー
- 一人で子育てをしている方
- 限られた時間で効果的な子育てをしたい方
未就学児から思春期の子を持つ親
- 0歳から18歳まで、幅広い年齢に対応した内容です
逆に、「すぐに成績を上げる方法を知りたい」「受験テクニックを学びたい」という方には向かないかもしれません。この本が扱うのは、もっと根本的な人間力の育成だからです。
まとめ
「高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法」は、子育ての本質を見つめ直すきっかけを与えてくれる一冊です。
高松さんの実体験に基づいた「マミーメソッド®」は、特別な教育費をかけなくても、家庭での日常的な関わりの中で子どもの潜在能力を引き出すことができることを証明しています。
「子育て」と「世話」の違いを理解し、子どもの心を満たすことから始める——これが、この本が教えてくれる最も重要なメッセージです。
今日から実践できる具体的な方法が45個も紹介されているので、「読んだけど何をすればいいかわからない」ということがありません。ぜひ、あなたの子育てに取り入れてみてください。
子どもの未来は、今日のあなたの関わり方で変わるかもしれません。
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